凍てついた心が揺れるような
ただ、時間だけが過ぎていく
でも、約束の地はすぐそこに
恐れを抱きながら足を進めたものにしかたどり着けない楽園が
信じたいものだけを信じればいい
救われたい、そう願うのなら
その目で、その耳で、その口で、そのアイデ
あなたはもう、引き返せないのだから
うつろで退屈な、この世界に身を委ねて
Alas, my love, you do me wrong
To cast me off discourteously
For I have loved you so long
Delighting in your company
あなたもマスカレードに行くのね
おやあ?新入りがまたひとり
まだかすかに人間の句いかついていますね
昨日まで抱きしめて眠うたのに
今日は別の誰かを抱きしめてる
ねえ アタシが抱きしめてあばよっか?
あら その為にいらしたのではなくて?
ここはねえ、捨てられた人形たちが集められたあ
おや 自覚がないタイプで?
自分もそうだって思っちやうのが
だって僕は生きてるじやないか
それは今宵の月が特別だから
わたくしたちは仮初めの命を宿しているのですわ
そんな...信じられない...
ではあなたの元の持主ちは?
ああ お「友達」でしたっけ?
ずいぶんと長い間名前を呼んでもらえてなかったようですね
無理に思い出さない方がよるしくてよ
きっと呪い殺しでしまうから
人形にとっての死は何かご存知?
わたくしたちは仮初めの命を宿したと
そして、新しいお友達に祝福を
我 恐れることを恐れるなかれ
理想の世界なんで どこにもなかった
生きながらに死んでいるような世界
私達の全ては、私たちだけのもの
何物にも動かされない、明け渡さない
特別にあなたにはすべて見せてあげるわ
そして、新たな世界の全てを
「素晴らしき世界でも どこにもない場所」
破壊の果てに創造した理想の世界
望みを抱かなければ平穏でいられた
この世界のどこにも、光が見つからない
光なんてどこにもありはしない
それが この世界の 「真実」
終わりのない調べに月影が揺らめく
ゆらゆらとすべての命を包容する大きな流れ
目を瞑る、奥へ奥へ沈んでいく
そう、そこには光が満ちている
どんなに手を伸ばしても届かない
張り付いた仮面はもう取れない
恐れも、愛も、死も、悲しみも、忘却も
その死の訪れを、ただ、祈りながら